
副業に興味はあるけれど、実際にはどのくらいの収入が得られるのか不安に思う方もいるのではないでしょうか。
この記事では、副業でWebライターとして活動した1年目の収益を公開します。
看護師・保健師の経験しかない筆者。
PCは、電子カルテへの入力や勉強会の資料をパワポで作る程度です。
保健師を一年経験していたため、エクセルはやったことある…(遠い目)
ブログなどの執筆経験もゼロです。
まったくスキルがない状態からライターを始めた、等身大の歩みを振り返ります。


看護師・保健師免許取得。
国立病院(4年間)・私立大学病院(8年間)・行政保健師(1年間)を経験。
4回の転職を経て、現在はプライベートと仕事の両立ができる職場で働いています。
看護師が自分を消耗しすぎずに働ける「理想の職場」を模索中です。
Webライターを開始から1年間の歩み
詳しい収益公開の前に、初心者がWebライターとしてどのように仕事を獲得していったのかを紹介します。


1カ月め|右も左も分からないけどとりあえず始めてみる
クラウドソーシングサービスの「クラウドワークス(CrowdWorks)」と「ランサーズ(Lancers)」に登録しました。
しかし、実力・実績がないので案件が獲得できない日々が続きます。
まずはタスク案件を複数こなして実績を作ることに。
タスク案件とは
決まったテンプレートに沿って入力するタイプの仕事。単価は低いものの初心者が取り組みやすいアンケートや簡単な入力作業の案件が多い。
タスク案件の中に1000円を超えるものがあったおかげで、初月には2,000円の収益が得られました。



2カ月め|オンラインサロンに入会
2カ月めの収益は数百円に低下。
タスク案件で実績を積み上げても、記事が思うように書けないという壁に直面します。
自己学習に限界を感じて、ライターを養成するオンラインサロンに入会。



課題に沿って記事を書き、添削してもらうスタイルのサロンです。
医療的な内容の課題が多く、厚生労働省や医学会などからの信頼できるデータの提示が求められました。
エビデンスにこだわるうちに、Web上での情報収集能力もUPしてきます。



5カ月め|収益が5桁に
5カ月めに収益が1万円を超えました。
ライティングの案件が定期的にとれるようになり、継続案件が増えたため、収入が安定してきます。
平日の朝と土日数時間の執筆で、月1万円の収益に到達しました。



8カ月め|モチベーションが下がる
5カ月目以降の収益は、2万円前後を推移。
収益が安定したため、6カ月間お世話になったオンラインサロンを退会しました。
このころには、ほぼ継続案件で仕事量をキープできるようになります。
しかしながら、サロンを退会したので仲間がいなくなり、初期のころのモチベーションが下がってきます。
そんな中、モチベーションのキープに役立ったのはTwitterです。
ライターさんのつぶやきを見ていると「自分も頑張ろう!」と思えてきます。
モチベーションが下がっていても継続依頼が来るので、なんとか続けられました。



12カ月め|監修依頼を受けて収益UP
初心者のころからお付き合いのあるクライアントさんから「監修者を引き受けてくれませんか」と依頼が来ました。
監修は未経験でしたが、お引き受けすることに。
ライターと並行して監修を開始したため、収益がグッとUPしました。



副業Webライター、1年目の収益
Webライターを開始してから、1年間の収益を紹介します。
手数料・源泉徴収などを除き、実際に振り込まれた報酬金額の合計です。


収益金額を公開するのは恥ずかしいのですが、こんな感じです。
未経験から副業で開始し、1年間の収益合計は約23万円になりました。
活動時間は朝活の1~2時間と週末の数時間です。もちろん毎日・毎週ではありません。
改めてみてみると、右肩上がりとは行かないまでも着実に収入がUPしていることを実感できます。
WebライターのスキルUPにおすすめの本
ライターとして成長するために、さまざまな関連書籍を読みました。
インターネットからの情報収集では不安で、しっかりと本を手元に置いて学びたかったのです。
たくさんの本を読んだ中で、おすすめできる5冊を紹介します。
1. 新しい文章力の教室:唐木元 著
「新しい文章力の教室」は、Webライター初心者に必須の本として有名です。
Webライティングの基本は、一般的な文章とは異なることを具体的に学びました。
ライター2年目。まだまだヒヨコな筆者です。
この本を再読すると「最近できていないこと」が明確になり、スキルの洗い出しができます。


2. 副業ライターのはじめ方:しげぞう 著
「副業ライターのはじめ方」からは、時間のない副業でも成果を上げるコツを学びました。
Webライターが実際にどのように仕事を得るのかも詳しく解説されています。


3. 沈黙のWebライティング
沈黙のWebライティングは、言わずもがなの名著です。
SEOの知識を持っていると、継続依頼につながりやすくなります。
クライアントに指示された内容を書くだけでは、ライターの評価は上がりにくいと感じています。
姉妹版の「沈黙のWebマーケティング」もおすすめです。


4. バズる文章教室:三宅香帆 著
本当は誰にも教えたくない参考書がこちら。
文豪、文筆家、さまざまな著名人の言葉や文章にはなぜ説得力があるのか?
独自の視点で分析している本です。
文芸オタクを自称する三宅さんの頭の中を、この価格でのぞけちゃいます。


5. 大人の語彙力ノート:斎藤孝 著
せっかく書くなら綺麗な日本語を書きたいなぁと思い、手にした本です。
簡潔でありながらも説得力のある文章のバイブルとして、手元に置いて繰り返し読んでいます。
ライティングの通信講座もあります。
講座を受けて、添削をしてもらうのが成長の近道です。
今なら無料体験レッスンも可能です!


現在の活動状況
現在もWebライターを続けています。
クライアントさんから他のクライアントさんを紹介されるなど、直接依頼をいただけるようにもなりました。



2年目の現在は、1年目よりも収益が得られています。
執筆スピードが早くなってきているので、初心者の頃よりも効率よく収入が得られている印象です。
「少ない時間でも収益はUP」という、副業にはありがたい状況です。
Webライターを始める前のよくある質問


ここからは、Webライターを始める前に筆者が疑問に思っていたことを紹介します。
Webライターを始める前に必要なものはありますか?
必要なものはシンプル
・PC
・Wi-Fi環境
・Googleアカウント
上記3つがあればライターは可能です。
ほんとに初期費用が掛からない副業だと思います。
クライアントによって、納品形態を「Wordで」「グーグルドキュメントで」などと指定されます。
引用文献の検索・添付や表の挿入作業もあり、さまざまな案件に対応するためには、PCが必要と感じます。
案件がとれない場合の対策はありますか
前述しましたが、クラウドワークスのタスク案件をこなすことをおすすめします。
単価は数円~数百円と低いですが、実績となります。
実績数が増えてくると信頼度が高まり、応募が通りやすくなりますよ。
また、自分のポートフォリオを作成することもおすすめです。
筆者は「女性のメタボ」「子どもの靴の選び方」など、身近な話題で2,000文字程度の記事を複数執筆しました。
記名記事を応募メールに添付するだけで、採用率がUPします。
Webライターに有利な検定や資格はありますか
ライターは、無資格・未経験でも始められる副業です。
筆者は看護師資格をアピールして案件を獲得していましたが、資格がなくても職歴や趣味など、自分の経験を活かして執筆できるジャンルがきっとあるはずです。
同時期にライターを始めた仲間の中には、FPや簿記、化粧品検定などの資格を新たに取得した方もいました。
まとめ
Webライターとして活動を開始してから1年間の収益について解説しました。
「看護師以外の仕事をしてみたい」と思い、ライターを始めた筆者には、自分の成長を感じられる副業と感じています。


Webライターは決して「楽に自宅で稼げる」副業とは言えません。
とくに初心者のころは、時給換算して落ち込むことも少なくないでしょう。
でも、スキルアップしていくとともに、収入が上がっていくのも事実です。
「今日はライティングをせずにのんびりしたいなぁ」と思うこともたまにありますが、コツコツと続けています。







