



看護師は、転職することが珍しくない職種です。
しかし、転職回数が多すぎることで、採用に不利になるのでは?と不安に思う方もいるのではないでしょうか。
この記事では、転職回数の多い方が転職を成功させる方法を紹介します。



面接で必ず聞かれる質問やコツを紹介します!
転職回数が多い方も不安なく転職活動に挑めるような秘訣を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
看護師の転職は珍しくない!データでみる看護師の転職事情


まずは、看護師の転職事情について、さまざまなデータをもとに検証してみましょう。
看護師の求人倍率
看護師の有効求人倍率は、2.42倍です(2022年2月現在)。
これは、就職を希望している看護師一人あたり、2件以上の求人があることになります。
ちなみに、看護師に限らない全体の有効求人倍率は1.21倍です。
全体の有効求人倍率と比較すると看護師には約2倍の求人があります。



看護師の離職率
病院に勤務している看護師の離職率は10.6%です。
新人看護師の離職率は8~9%程度。
2年目以降の看護師の離職率は、例年10~11%程度で推移しています。





転職したことのある看護師の割合
看護師は求人数が安定しているため、転職は珍しいことではありません。
日本看護協会が行った看護師の転職についての調査結果を紹介します。
転職経験のある看護師:50.5%
これまでに所属した勤務先数
・「1~2ヶ所」50.3%
・「3~4ヶ所」34.7%
看護師が所属した勤務先数の平均:3.0ヶ所
参考:日本看護協会「病院看護実態調査 報告書(2020年)」「同(2021年)」



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転職回数よりも採用において重視されるものとは


退職理由が面接では深堀りされる
転職回数が多いだけで採用が不利になるリスクは低く、退職理由が重視されます。
退職理由をしっかりと説明できるように準備しましょう。
スキルアップを目的とした転職は、意欲を評価され好印象となります。
また、「出産・育児」や「家族都合の転居」など家庭の事情による転職は、それほどネガティブな印象をもたれないでしょう。
その一方で、ストレスや体調不良を退職理由として挙げることには慎重になる必要があります。
人間関係を退職理由に挙げると、協調性がなくコミュニケーション能力が低いと評価されてしまうかもしれません。
転職回数が多いと勤続年数もチェックされる
転職を繰り返している方は、1ヶ所ごとの勤続年数もチェックされます。
「賃金構造基本統計調査(厚生労働省)」によると、看護師の平均的な勤続年数は8.2年です。
短い期間で転職を繰り返している看護師は、スキルが定着する前に辞めてしまっていると判断されかねません。
1つの職場で3年以上の勤続経験が理想ですが、1年以上勤務していれば、スキルはある程度定着していると評価されるでしょう。



転職回数の多い看護師が転職を成功させるための方法
転職理由は前向きにアピールする
転職理由は、ポジティブに転換して伝える工夫をしましょう。
人間関係が原因で退職した場合
「チームワークがとりにくく、報・連・相が難しい職場に働きにくさを感じ、転職を決意しました。貴院に採用された折には、チームワークを重視した看護理念のもとで病棟の皆様と協力しながら看護技術を磨いていきたいです」
給料の低さが原因で退職した場合
「以前の職場は、スキルアップへの意欲が評価されにくく年功序列の風潮が強く、転職を決意しました。貴院でキャリアアップを叶えている看護師の方々の姿に感銘を受け志願しました。知識や技術を磨き、評価される人材となれるよう積極的に学びを深めて行きたいです」
「人間関係が悪かった」「給料が低かった」といった前の職場の不満はストレートに表現せず最小限にしましょう。



転職によってさまざまな経験を積んでいることを伝える
転職回数が多いということは、その分いろいろな環境で経験を積んでいるということ。



多様な経験のアピール例
・内科も外科も経験があります!
・病棟と外来、両方の経験があります
・介護施設での経験を活かした退院支援ができます!
・いろいろな病院でプリセプターをやりました
・環境が変わっても比較的すぐに適応できると思います
プリセプター経験や病棟で担当していた係・委員会などの経験も強みになります。
応募書類と面接では、経験の豊富さをアピールしていきましょう。
転職回数の多さはむしろ経験として高評価につながるかもしれません。
病院の求める人材で即戦力になることをアピールする
看護師は、育成にコストや時間がかかる職種です。
採用側は知識やスキルをもち、即戦力となる人材を求めています。
応募先のホームページをチェックすると、その病院が求める看護師像が見えてきます。
経営理念や看護部長の挨拶、新人看護師の教育プログラムは必ずチェックしましょう。
自分の経験やスキルと紐づけしてアピールできるところが、きっとあるはずです。
自分は転職先が求める人材であり、経験・スキルがあるため即戦力として働けることを示せば、採用の確率はUPします。
採用側に好印象を持ってもらえるような、応募書類の作成や面接の工夫が必要です。



転職回数が多い看護師のよくある質問


何回以上から「転職が多い」と判断されてしまうのですか?
年齢やそれぞれの職場での勤続年数によって評価は異なります。
一般的に、20歳代よりも40歳代のほうが転職回数が多くなります。
20歳代で一つの職場に3年以上勤務していれば、転職回数は多くても3回程度です。
40歳代の方は、転職回数が10回を超えていることもあるでしょう。



多すぎる転職回数をごまかせますか?



ふと疑問に思い調べてみましたが、法律上の罰則はないようです。
でも、経歴や転職回数を偽っても、ばれてしまったら気まずいですよね。
年金の手続きなどで発覚してしまう可能性もあるようです。



転職回数が多すぎで履歴書の欄に書ききれません
転職回数が多い方は、入職と退職を1行にまとめて書いてOKです。
履歴書にはさまざまなタイプがありますので、転職回数を書ききれる書式を選びましょう。
インターネット上に、さまざまな履歴書のテンプレートがありますよ。



人間関係が原因で何度も転職してしまいます
看護師は心身ともにハードな職業で女性が多いため、人間関係でのトラブルも珍しくありません。
人間関係が原因で転職を繰り返している方は、事前に職場の雰囲気や内部事情がわかると安心です。
でも、職場の内部事情は求人票から読み取れません。



転職回数が多い看護師は、転職サイトを活用した転職がおすすめ!


看護師の有効求人倍率は、全体の2倍以上。
それだけ求人があるということは、看護師は慢性的な人手不足の状況ということ。
採用する病院は、少しでも長く勤務してくれる看護師を雇用したいと考えています。
「転職回数が多い看護師は、すぐに辞めてしまう」と懸念されてしまうリスクがあるため、さまざまな対策を行っておくと安心です。



キャリアアドバイザーは、あなたの強みとなるアピールポイントを一緒に考えてくれる心強い存在です。
履歴書のチェックや面接対策も行ってくれます。
必要以上に転職を繰り返さないためには、カウンセリングを受けることが有効です。
人間関係が原因で退職した方には、職場環境の良い求人を紹介してくれます。
キャリアアドバイザーに相談しながらこれまでの退職理由を深堀することで、あなたが転職によって叶えたいことが明確になることも。
転職サイトは、条件の良い「非公開求人」も求人を紹介してくれるため、あなたの希望に合った職場が見つかりやすくなります。
ナースリズがおすすめする転職サイトを3つ紹介します。
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まとめ
転職回数が多い看護師は、経験の豊富さやスキルの幅広さを強みに転職活動を行いましょう。
転職先の求める人材を事前に把握し、即戦力であることをアピールすることで、転職の成功にぐっと近づきます。
条件がよくライフスタイルにマッチした求人に出会うためには、転職サイトを賢く利用して、効率的な転職活動を実現してください。


