看護師は、精神的にも身体的にもハードな仕事です。
看護の仕事は嫌いじゃないという方でも、家庭との両立に悩んだり、このままでは身体が持たないと不安に思ったりしていませんか。
ゆとりをもって働ける職場への転職が叶えば、心身ともに健康にプライベートと両立できるような生活スタイルが実現します。
この記事では、看護師の転職先で負担が少ない職場やのんびりした働き方を紹介します。
のんびり働ける職場の条件とは~身体面~
看護師として日々忙しく働いている方からすると、のんびり働くと言われてもイメージすることが難しいかもしれません。
まずは、当サイトが提案する「のんびりと働ける職場の条件」について解説します!
それぞれについて見てみましょう。
残業が少ない
平成30年度版「過労死等防止対策白書」によると、看護師の平均残業時間は16.3時間(1カ月あたり)です。
「月に16時間?そんなに少ないの?」と、感じた方もいるのではないでしょうか。
忙しい病棟では、勤務時間内は患者さんの対応に追われ、申し送りを終えてからようやく座って記録をするというケースも少なくありません。
情報収集をする前残業を含めると、平均時間以上の残業が日常的になっていませんか。
しかし、平均時間が16.3時間ということは、月に20日間の勤務で換算すると1回の勤務当たりの残業時間は1時間未満です。
残業が少なく定時退社が叶う職場では、ゆったりと働けそうですね。
夜勤がない
朝6時以降のナースコールラッシュが辛い…。
新卒のころは、なんともなかった夜勤が、だんだん辛くなってきたという看護師は珍しくありません。
とくに、16時間夜勤の明け方、朝6時以降のナースコールラッシュがしんどい方は多いのではないでしょうか。
夜勤は昼夜逆転の生活を強いられるため、ホルモンバランスを崩しやすく、体調不良の原因になります。
20代のころより体力が落ちて夜勤が頑張れないと感じている方には、夜勤がない職場がおすすめです。
休憩がとれる
忙しい職場で働く看護師は、休憩がしっかりとれないことがほとんどです。
休憩室に入って食事を摂っている最中にも、片手で記録をしたり、ナースコール対応をしているという職場もあるのではないでしょうか。
休憩がしっかりととれる職場はスタッフの人数が適正であったり業務分担がされていたりするため、ゆったりと働きやすい職場であることが多いです。
時間外の会議や研修を強制されない
時間外の会議や研修への参加は「自己研鑽」を理由に半ばボランティアとして扱われてしまうことがあります。
職場によっては、給料が発生しないことも。
看護師の仕事で疲れているのに、プライベートな時間を犠牲にして委員会への参加や勉強会の資料作りに追われていませんか。
勤務時間外の会議や研修への参加を強制されない職場では、ゆったりと働けるでしょう。
のんびり働ける職場の条件とは~ストレス面~
ここまで、残業や夜勤、休憩時間などの労働条件について取り上げてきました。
しかし、看護師がゆったりと働けない理由はそれだけではありません。
ここからは、精神的なストレス面に着目して「のんびり働ける職場」について説明します。
過度な緊張感やプレッシャーがかからない
看護師は、精神的な負担が大きな仕事です。
処置や薬でインシデントを起こしてしまうと、患者さんの命に関わることも。
ミスをしてはいけないという緊張感が常にあり、正確さが求められている職業です。
さらに、緊急時には素早く適切な対応を行わなければなりません。
プライベートと仕事を両立できる
プライベートと仕事を両立させたい方にとって、仕事に多くの時間を拘束されない職場がおすすめです。
忙しい職場で消耗する日々を送っていると、疲労だけでなくストレスも溜まってしまうでしょう。
プライベートと無理なく両立できるような職場を選べば、精神的にもゆったりと働けるでしょう。
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のんびり働ける職場7選を紹介!!
ここまでゆったりと働ける職場の条件について、身体面とストレス面に分けて見てきました。
ここから、ナースリズがピックアップしたゆったり働けるおすすめの職場をいくつかご紹介します。
企業内看護師
企業内看護師は、病院ではなく企業内の診療所や健康管理室に勤務し、従業員の健康管理を行います。
健康診断の結果を受けて従業員と面談をしたり、急病やケガの対応をしたりするのが主な業務です。
うつ病などを理由に休職している従業員のフォローアップをすることもあります。
規模の大きな企業に設置されていることが多く、正規職員として雇用されれば待遇が良いことも魅力の一つと言えます。
夜勤がなく、身体的にも負担が少ない企業内看護師は、看護師の転職先として人気が高い職場です!
療養型病院
「急性期病棟よりもゆったりした職場がいいけれど、看護師としての専門性を失いたくないしやりがいも欲しい」と考える看護師には、療養型病院がおすすめです。
緊急対応が必要な場合もありますが、療養型病院では最先端の医療機器や高度な医療処置を行うケースは少ないです。
基本的な知識やスキルを身に着けている看護師であれば、スキルアップや勉強に追われることなくプライベートな時間を確保しやすくなります。
夜勤の負担はありますが、病棟勤務を続けたい方には、精神的なストレスが少なく働きやすい療養型病院がおすすめです。
健診センター
健診センターは、業務がルーティン化されており夜勤がないため働きやすい職場 です。
看護師は、血圧測定、身長・体重・腹囲測定、聴力検査、心電図検査などを行います。
採血検査を臨床検査技師が担当している健診センターもあります。
「健診センターが気になるけれど、採血が苦手」と不安に思っている人は、まずは看護師の業務内容を確認してみましょう。
健診センターは、残業が少なく生活リズムが整いやすい職場です。業務がルーティン化されているため、コミュニケーション能力に自信がない方にはストレスが少なく働きやすいでしょう。
美容ナース
美容皮膚科や美容外科は完全予約制なことも多く、一日の患者数が安定しているため比較的ゆったりと働ける職場が多いです。
美容皮膚科は、脱毛やレーザー治療など、美容に特化した施術を行います。美容外科は外科治療をメインとし、プチ整形やレーザー治療も行います。
医療機関によって取り扱っている器具や処置内容が異なるため、はじめは覚えることが多く大変ですが、仕事を覚えてしまえばルーティンをこなしていけるようになるでしょう。
クリニックによっては開院時間が長いところや、土日にも診療しているところもあります。勤務時間・曜日については事前に確認しておきましょう。
保育園
保育園看護師のメインの役割は、園児の体調確認です。
看護師も保育士一人としてカウントできるため、保育業務やクラス担任を任されることもあります。
看護師がクラス担任をする場合は、0~1歳クラスが一般的です。
保育園看護師の業務は多岐にわたりますが、夜勤がないためプライベートと両立しやすいでしょう。
子どもは自分の不調を伝えることが難しいため、日ごろからよく観察しておくことが重要です。
有料老人ホーム
有料老人ホームは、民間の入居型介護施設です。
要介護度3以上の方を対象としている特別養護老人ホームよりも要介護度が低い入居者が多い有料老人ホームは、ゆったりと働けます。
入浴介助やおむつ交換などの身体介護は介護職員がメインで行うため、身体的な負担も少ないです。
有料老人ホームの看護師の業務は、入居者の体調チェックや褥瘡の処置、胃ろうの管理、吸引などの医療処置や、内服管理がメインとなります。
病院より状態が安定している入居者が多いものの、緊急時対応が必要な場合もあります。
また、看取り対応を行っている施設では、終末期ケアが必要です。
職場を選ぶ際には、入居者の介護度や行っている医療処置、夜勤や夜間のオンコール、休日出勤などの勤務体制についてきちんと確認しておきましょう。
デイサービス
デイサービスの看護師は利用者の体調確認や利用中に必要な医療処置を行います。
医療処置と言っても、吸引や経管栄養、インスリン注射、ストーマ交換などがメインです。
利用者と長期に渡った付き合いになることも多く、コミュニケーションを楽しみながらゆったりと働けるでしょう。
業務がルーティン化されており、残業が少ないことも魅力の一つです。
デイサービスによっては「お泊りデイサービス(通所介護事業所等宿泊)」という宿泊サービスを併設している事業所もあります。しかし、看護師が夜勤やオンコールを担当することはほとんどないため、生活リズムが崩れる心配もありません。
のんびりとした働き方が実現できる雇用形態は
プライベートと両立した働き方を実現するためには、職場選びだけでなく雇用形態にも注目してみてはいかがでしょうか。
正規職員にこだわらず、派遣やパートとして働くことで「のんびりとした働き方」を実現している看護師は少なくありません。
派遣・パートとして働くメリット
派遣看護師・パート看護師は、労働時間を契約する雇用形態です。
「土日に休みたいから平日のみ」「夜勤がしんどい方は日勤のみ」など、希望するライフスタイルが叶いやすくなります。
時間外の勉強会や委員会への参加を強制されることはなく、勤務時間は看護業務に集中できる上、終業後はプライベートの確保ができる点がメリットです。
厚生労働省の調査によると、2021年の看護師の派遣やパートの平均時給は1,773円です。全職種の平均時給は1,384円であるため、看護師の時給は高水準であることがわかります。
派遣・パートとして働くデメリット
派遣・パートとして働くデメリットは、正規職員よりも収入が減ってしまうことです。
退職金などの積み立てもリセットされてしまうため、生涯年収にも影響してきます。
正規職員よりも有給休暇や傷病休暇、健康保険などの待遇も悪くなるため、安易に派遣やパートに乗り換えるのではなく、決断には慎重になることをおすすめします。
のんびりした職場で働きたい方は
「残業がない」「休憩がしっかりとれる」などの内部事情は求人票から読み取ることが難しく、個人でのんびりとした職場を探すのは難しいでしょう。
ゆったりした職場への転職を実現したい方は、看護師転職サイトの利用がおすすめです。
看護師転職サイトを利用すれば、残業時間などの実情について担当のキャリアアドバイザーを通して確認できます。
条件の良い求人はすぐに埋まってしまったり、非公開求人となっていることがほとんどです。
看護師転職サイトに登録すると、多くの非公開求人から比較・検討できます。
担当のキャリアアドバイザーに希望条件を伝えておくことで、あなたの条件に合った求人が出た際にはすぐに教えてもらうことも可能になるでしょう。
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理想のライフスタイルを実現できるようなポジティブ転職がおすすめ
のんびりした職場で働きたい方は、まず希望するライフスタイルについて思い描いてみましょう。
書き出した希望条件をもとに、転職サイトを活用して職場探しをすると、自分のライフスタイルにマッチする職場に出会う確率はぐっと高くなります。
看護師として働きながらプライベートを充実できる生活を実現するために、ぜひ、看護師転職サイトをうまく活用して「理想のライフスタイル」を実現してください。
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