看護師も医学会で学ぶ!|在籍5年のフットケア学会を紹介

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医学会って医師じゃないと参加できないと思ってた
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看護師として日々の業務で忙しいのに
休日を返上して勉強なんてイメージできない

研究や論文発表など、なんだか堅苦しいイメージのある学会。

看護師が参加する学会と言えば、看護学会が一般的です。

でも、看護師が参加できる医学会があることはご存じですか?

入会するまでは難しそうなイメージを持っていた私でも…

興味のある分野の学会に出会ったら看護師人生が変わってきました!

この記事では、筆者が学会で5年間学んだ体験をシェアします

研究や学会に興味のある方、看護師としてのステップアップを検討している方はぜひ最後までお読みください。

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そもそも医学会とは何か

医学会とは?

医学会は、医学研究を行い医療の水準を向上することを目的とした集まりです。

日本だけでなく世界中でさまざまな医学会が発足しています。

専門分野に応じて、毎年膨大な数の学会が開催されています。

NURSERIZの所属学会

所属しているのは日本フットケア・足病医学会です。

足病(壊疽・褥瘡・静脈潰瘍)やフットケア(浮腫・胼胝・巻き爪など)をテーマとしています。

会員は医師に限らず、看護師・理学療法士・介護福祉士など多岐にわたります

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各専門職がそれぞれ研究・発表している活気のある学会です

医学会ではどんなことをするの??

医学会で行うこと

学会に加入するとどのような活動があるのか、日本フットケア・足病医学会を例に紹介します。

学術集会や地方会に参加

年次学術集会は年に1回。2021年は横浜で開催されました。

今年度は2月に奈良で開催予定です。

そのほか、さまざまな地方会が開催されています。

わたしは地元の地方会には現地参加をし、他地区の地方会には時々オンラインで参加してます。

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地方会も合わせると開催頻度は高めですが
参加は強制ではありません

学会誌の購読

年に数回、学会誌が届きます

フットケアや足病に関する最新の研究や調査結果をタイムリーに読めますよ。

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看護師の論文から刺激をもらったり、医師の難しい研究におののいたりしながら楽しく読んでます

論文の執筆・学会発表

論文を執筆して学会に認められると、学会誌への掲載や学会発表のチャンスがあります。

ポスター発表や演題発表など、看護師も積極的に参加しています。

ちなみに論文の執筆や発表はノルマではなく「積極的に研究はしないけれど最新の知識に触れたい」というスタンスでも問題ありません。

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私は論文の執筆や発表をしていません
参加をしているだけのいわゆるROM専です

学会が定める資格の認定制度がある

日本フットケア・足病医学会では「フットケア指導士」の認定制度があります。

決められた研修を受講して試験に合格すると取得できる資格です。

2022年5月現在、1,548名のフットケア指導士が認定されています。

ちなみに私はこの資格を4年ほど前に取得しました。

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資格はスキルの証明にもなります

医学会に入るデメリットとは?

医学会のデメリット3選

費用がかかる

学会には入会金のほかに、年会費がかかります。

さらに年次学術集会や地方会に参加すると、参加費と交通費がかかります。

費用例は以下の通りです。

入会金:5,000円
年会費:10,000円
学術集会参加費:10,000円
地方会参加費:2,000~6,000円
必要時:交通費やテキスト代など

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私は職場から学術集会参加費と地方会参加費を補助してもらっています

フットケア指導士の存在によって患者さんが増えるなどのメリットがあると、職場からの助成が受けられる場合があります。

モチベーションがないと面倒

仕事のような強制力のない学会。

モチベーションがないと、継続するのは大変かもしれません。

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お金もかかるし、学会に行くのもめんどくさい…

忙しく働いていると、なおさら面倒に感じてしまうこともあるでしょう。

資格の取得や維持が大変

フットケア指導士の資格取得には、学会に入会→講習の受講→試験への合格が必要です

実際に試験の合格率はそれほど高くないため、私はかなり勉強しました。

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国家試験より難易度高めの解剖を暗記するのに苦労しました…

試験に合格するために勉強したテキストはこちら

さらに、資格を取得してもそれで終わりではありません。

フットケア指導士の認定を維持するために、論文の執筆や発表、学会への参加をして更新基準をパスする必要があります。

医学会に参加するメリットとは

医学会のメリット4選

最新の研究や治療に触れられる

これにつきます。ほんとに興味深い世界です…!

とくに年次学術集会には、全国から会員が集まります。

発表後の質問では、所属と氏名を述べてから質問することがマナー。

「広島〇〇病院の□□ですが…」

「北海道〇〇病院の△△ですが…」

などと質問者の所属を聞くと、全国から医師や看護師が来ているんだなぁと感じます

オンラインでも参加可能なのに、忙しい医療スタッフがわざわざ現地まで赴く。

それだけの価値があるということなのでしょう。

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研究結果や症例発表を共有して高め合っていこうという熱を、学会に参加するたびに感じます

学会参加は旅行気分で楽しい

忙しい医師が休日を返上してまで参加する理由の一つ?と思うのは

「学会を理由に休暇を取って旅行に行ける」ことかもしれません。

わたしは、今年度の奈良で行われる学会に現地参加してみようかなぁと思っています。

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奈良は中学の修学旅行以来だ…!

余談ですが、ランチョンセミナーのお弁当もおいしいことが多いですよ。

2022年の地方会で出たお弁当

スキルアップにつながる

医学会に参加することで、常に新しい情報に触れる環境に身を置けます。

そしてこれはわたしの場合ですが、自分のケアに以前よりも自信を持てるようになりました。

エビデンスに基づいたケアをできる安心感がベースにあるのだと思います。

そして周りから「フットケアならこの人」と思ってもらえればこっちのものです。

職場の内外に関わらず、足のことやスキンケアについて相談されることも増えました。

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紹介されるとたくさんの症例に触れるので、自分の知識や技術もますます向上する…という好循環が生まれてきます

患者さんに喜んでもらえる

フットケアは患者さんへの還元性が高い技術だなぁと思っています。

「タコのケアを受けてから痛みなく歩ける」
「肥厚爪で自分で切れずに困ってたから助かる」
「マッサージが気持ちいい」

ケアの後にこんな感想をもらうことがあります。

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患者さんに喜んでもらえることが増えると、単純な私はどんどんスキルを高めていきたくなります

医学会への参加はスキルアップにつながるからおすすめ

フットケアは、糖尿病や慢性腎臓病、循環器疾患との親和性が高い分野です。

内科的な知識も付きますしスキンケアや創傷処置、褥瘡ケアについても深堀りできます。

違う部署のスタッフから相談されることが増えてくると、やりがいにつながります。

皮膚排泄ケア認定看護師(WOC)はハードルが高いけど、スキンケアやフットケアに興味があるという方には全力でおすすめできる学会です!

RIZ
患者さんに還元できるフットケアの技術を
これからも高めていこうと思います

日本フットケア・足病医学会に限らず、国内にはさまざまな学会や協会があります。

スキルアップの手段として、興味のある団体をチェックしてみてはいかがでしょうか。

年次学術集会に参加した経験はこちらの記事で紹介しています。

RIZ
最後までお読みいただきありがとうございます
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